今となっては逆に少なくなってきている東京豚骨と称される背脂が乗った豚骨醤油味。ライトな豚骨スープに強めの醤油味、大きめな背脂が大量に浮かび甘味をプラスしている。見た目とは違いアッサリと食べられる反面、豚骨の旨味がいまいち弱く、物足りなさを感じた。麺は中太のスルスルとしたストレート麺。加水率が多めどこにでもありそうな面であまり好みではない。もっと粉の風味が感じられたり、ムッチリとした食感があるような麺の方が合いそう。チャーシューははじっこの切れっぱしだったようで、パサパサとして薄くてとてもしょっぱくてひどいもの。メンマは極太で少し辛味も利いた変わった味付けだがなかなか美味しい。ただ筋張っていて縦にしか噛み切れないのが残念。ランチタイムは味玉か大盛かライスが無料でつく。味玉を選択。トロトロの半熟で濃い目のスープにはとても良い感じの味付けとマイルドさ。これが無料で付くのならかなり満足。たまには食べたくなるような味で、食事としての1杯としては良いが食べ歩きの趣味としての1杯としてはいまいちという印象。 池袋の人気店が2009年3月22日に道玄坂にオープン。近辺には最近新店が次々と出来ており競争も厳しいようで客の入りはまばら。奥まで長く続くカウンター席とテーブル席が3つ。接客は威勢のいい感じだが、店内の音楽がうるさいのが気になった。 |