あっさり系の優しい味を想像していたら以外にも化調のピリッとした味が目立つで塩気も結構強め。でも舌に残る感じはあまり嫌じゃなく、気付けば最後まで飲み干してしまう安定した味なのかも。麺は特製の青竹で打たれた手打ち麺。不揃いの太さで様々な食感が楽しめる。中でも太めの部分のムニンとした食感が好き。だが細い部分はちょっと柔らかすぎるかも。というのも、一度に10人分の麺を茹でていて、最初の1杯分をあげてから最後の1杯をあげるまでに1分以上経っていた。それだけ時間があるとかなり湯で加減も変わりそうだ。具はちょいと貧相。小さくて薄いチャーシューは味も薄くて存在感が無い。メンマもうす味だが、オーソドックスなクニッとした食感は良い。後はネギが乗るだけ。でも値段を考えるとこんなもんか。全体として名店として期待しすぎた感もあるが、1回で満足する味というよりは何度でも食べたくなるような、地元密着型の味って感じだった。 佐野ラーメンの一番の人気店らしい。店の外と中にも行列は出来ていたが以外にも回転は早く、30分ほどで着席。店内の席は座敷席が25席ほどとカウンターが8席ほどと、結構入る。回転が早い理由としては前述したとおり、まとめて麺を茹でているからのようだ。店主と奥さんやらパートのおばちゃんやらとで、熟練した素早い手つきで麺と具を盛り付けていく姿は見ていてなかなか面白い。 |