そんなにしょっぱ過ぎない醤油味に豚の旨みと背脂の甘味がいい感じに混ざり合うスープ。そして二郎系特有の中毒性もしっかりとあり、次々に麺、野菜の食が進む味である。麺はボキボキ堅茹での太麺。噛めば噛むほどにしっかりと小麦の風味が感じられ、スープに負けない力強さを持っていてたまらなく美味い。量もしっかりと多めなのだが、上手いからこそもっと食べたいと思えてしまうほどだ。野菜は多めコールで山盛りに。9割モヤシで1割キャベツ。シャキシャキ感が残るいい感じの湯で加減。これだけの量でも結構あっさりと食べ切れてしまう。肉は厚めだがぱさっとした普通のチャーシュー。味として悪くはないがもうチョイ二郎系としての肉って感じのを求めてしまう。味玉は70円という安さ。少し小ぶりな玉子だがしっかりと味が染みた半熟味玉。二郎系の店でこの手の味玉があるとは珍しい。美味しいんだけど冷蔵庫から出したてで冷たいのが難点。平日だったのでニンニクは少しでコール。それでも結構入っている。二郎系を食べる時は口臭など気にせず、ガッツリと食べたいもんだ。とにかく麺がうまく、点数以上に満足度が高い。量的にも味的にもきつ過ぎず、二郎系の中でもかなり自分に合った一杯であった。 堀切菖蒲にある同名店の支店で2007年12月にオープン。店の外観内装ともに二郎系とは思えないスッキリとした綺麗さ。だが食券は色つきのプラスチックでらしさが出ている。このボリュームと味が600円というのはとても素晴らしいコストパフォーマンスだと思う。客層はサラリーマンの他、大学生が多く、昼時で10人ほどの列ができる盛況ぶりだった。 |