流行の豚骨魚介とは若干異なるタイプで、甘味はなくて旨みが強く酸味が利いている。甘味や魚粉の直接的な旨みだけで食べるよりもサッパリと食べられる大人の味といった印象。そのため最後まで飽きずに食べ続けられる。麺は太めのストレート。ツルツルとしたのど越しで固めでムチンとした食感。麺だけを食べても塩気がありしっかりと美味い麺。量は中盛りも同じ値段なので中盛りに。かなりのボリュームで食べ応えがあり、不覚にも残してしまった。具はつけ汁の中にチャーシューとメンマ。追加のトッピングで麺の上に味玉。チャーシューは短冊切りにされた者がゴロゴロと多めに入る。脂身が多いものの柔らかくてなかなか美味しい。メンマは太くて大きいのが3本ほど。固めなサックリとした食感でこれまた良い。味玉は固めのゼリー状の半熟。黄身本来の味はいいが全体の味の染みはいまいち。最後にスープ割を頼むと少々お待ちくださいと席を離れた後戻ってきて「中盛りはサービスで並盛りと同じ値段で出しているので麺を残した場合はスープ割りは提供できない」とのこと。麺を残したからといって、料金に含まれているであろうスープ割を断られたのは初めてで、とても不快だった。ならばメニューにもそう書いておくべきだと思う。 店名がゼットンから今の名前に変わった直後、電話で営業を確認してから店まで行ったのに臨時休業で振られて以来の念願の訪問。3時くらいだったが10人ほどの行列。未だに人気は衰えていないようだ。並んでいる間に後ろの客がタバコを吸っていてかなり臭かった。だがこれは「どうぞタバコを吸ってお待ちください」と言わんばかりに灰皿を置いてある店側に問題があると言えるだろう。店内はカウンター席と10人ほどで囲うように座れる大きなテーブル席。店主の奥さんの接客はとてもいいのだが前述のスープ割りの件が非常に残念だ。 |