豚骨と鶏ガラをとろみが出るまで炊き込んだというスープに鰹ベースの数種の魚介ダシを合わせたという。さらにそこに野菜ペーストでとろみが加わり、今までにないほどのドロドロのつけ汁。味はかなりしょっぱめで辛味もちょっと強め。スープがドロドロなので麺との絡みがとても良いので、さらに味が濃く感じられる。背油も多めでかなり濃厚なため、初めのうちは良いが食べ進めむに連れてドンドン重く感じてしまった。もう少し味が薄めか魚介が効いていたり、酸味などがあれば最後まで飽きずに食べれそう。麺は厳選した国産小麦粉に胚芽を練りこんだという特注麺。ワッシリとしたタイプの固めの太麺。胚芽のせいか、噛み締めると小麦の風味が口中に広がるとてもいい麺。この麺が大盛り無料というのもありがたい。ただちょっと冷たすぎて、つけ汁が冷めやすい気がした。肉は脂身が多く筋っぽい角煮風。うまいんだが、スープの濃厚さに加えてさらにしつこさを感じた。メンマはインパクトのない味薄のものが少量。味玉はなかなかいい半熟。味付けは少し薄めだが、スープの濃さからいくとこれくらいがちょうどいいかも。あと水菜が少量入るが、さっぱり感はあまり感じられず、濃厚さに打ち消されている。スープ割は卓上のポットで自由に入れられる。魚介系のダシだが風味は薄めでただ味だけが薄くなる感じ。印象としてはとにかく濃厚で重かったという感想に尽きるが、ふと思い出してみるともう一度食べたくなるような味ではある。 2008年にオープンした東高円寺の人気店。昼時を少し回っていたため行列はしていなかったが、常に満席に近い入り。店内はとても綺麗で8席ほどのカウンターと4人がけのテーブル席がふたつ。 |