スープは一口すすった程度ではそれほど塩気はきつくなく、麺との相性でとても良い味付け。ただ連続してスープばっかり飲んでいるとかなりしょっぱめに感じる。塩気の奥にはしっかりとしたダシの旨みがあり、スープだけ飲むものではなく、ラーメンのスープとして良いバランスで出来ているんだろうな。麺は中細のストレート麺。いい感じの硬めに茹で上げられ、食感も丁度良く風味も豊かな良い麺。ランチタイムは大盛りサービスと言うのもありがたい。肉はかなり大きなものが2枚も乗る。これぞがんこという柔らかチャーシューでとてもうまい。さらにメンマも大量に乗る。このメンマもスープの塩気の強さに合わせて、あまり主張しすぎない味付けでかなり美味しい。そして中央に乗る大量のネギには、提供直前に油をジュッとかけられる。ネギの香ばしい風味がスープにも伝わるし、シャキシャキとしたネギの食感も良い感じ。がんこと言えばしょっぱいと言うイメージだが、そのしょっぱさも全て計算された上でのバランスの一杯であると感じた。 激戦区の早稲田通りをちょこっと入ったところにある。概観は真っ黒のテントみたいな感じで、目印の骨が無かったら全くもってラーメン屋だとは思えない。店内は5席ほどのカウンターで殺伐とした雰囲気の店内。名前の通り頑固っぽい店主が一人で対応。でもそれは見た目だけで接客としてはちゃんとしている。 |