店の外にも香るほどの強烈な海老の風味だが、味としてはさほど海老感は強くなく適度な風味程度。印象的には主流の濃厚な豚骨魚介という感じが強い。もっと海老を強く出した方が良いかもと思えた。
麺は茶色っぽい極太麺。小麦の風味も豊かで適度な硬めの食感が良い。冷たすぎるのが難点。
具はつけ汁の中にチャーシュー、メンマ、味玉。チャーシューは太めの角切りで柔らかくジューシーでしっかりとした味でとても美味しい。量も結構入っていて満足。メンマは珍しく三角形に切られている。好きな味だがかなり濃いめ。味玉はゼリー状の半熟でこれまた美味しい。麺の上にはキャベツが乗り、珍しいが途中で食べるとサッパリとして良い感じ。
つけ汁は無料で追加が可能というので、多めに付けて食べてあとで追加しようとしていたが、かなりの濃厚さに参り中途半端に少量が残ってしまったのでそのままスープ割りを頼む。通常はあっさりでこってりも選べるようだったが、もちろん普通で。ただ味が薄まっただけであまり風味は変わらないスープ。青い部分が多いネギが追加されているためか、若干辛味の要素も感じた。
総合的にはレベル高めな主流のつけ麺でとても美味いのだが、売りである海老が今ひとつ活かせきれてない印象を受けた。
「いつ樹」の姉妹店にあたる店で2010年12月にオープン。新宿高島屋の脇の通り、HISの裏に入っていった少し分かりにくい立地。近辺は人通りは少ないが、近隣のサラリーマンやOLで行列が出来ていた。店内は綺麗で広々としたつくりのカウンター席。店員は若いスタッフが3名。そっけない感じであまり感じの良い接客ではなかった。
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