甘味・酸味・辛味が効いたシャバ系のつけ汁でいただく東池袋大勝軒スタイルのもりそば。味付けは少し濃い目で甘味は少な目で酸味と辛味で食欲をそそる感じ。好み的には辛味がちょっと強くて、最後の方はしんどかった。赤く見える唐辛子のようなもののみがその正体であれば、これが無ければもっとおいしくいただけただろうにと思うと残念。麺は自家製の中太麺。あまり冷やし過ぎずにぬるいくらいの温度が麺の風味を楽しめて、スープの温度も下げず寒い日でも食べやすい。ぬるっとした舌触りと不揃いな縮れ具合、強すぎず弱すぎない独特なコシは自家製だからこそのアジという感じがする。具はスープに沈んでしまって見えないがチャーシュー、メンマ、玉子半分。チャーシューは結構濃い味でスープにしっかり浸かっているのでしょっぱめ。メンマは硬くて細めのもの。玉子は固茹でのおでん卵系。具材が見えるようにすれば見栄えがいいのになぁ、と思ってしまう。つけ麺ではないもりそばもたまにはいいもんだが、強めに感じた辛味だけがちょっと残念。 元々「立川 大勝軒」だったが改名して今の屋号になったらしい。店舗は普通の一軒家のキッチンと居間をリフォームして作ってあり、入り口は玄関で靴を脱いで上がるという独特なスタイル。入店するも席がいっぱいで玄関で立って待っていたら階段に座布団をひいてくれて階段の一段目に座って待たせてもらった。店主とその奥さんでゆっくりとやっている感じがとても好感触。13時〜15時のサービスタイムは中華そばともりそばの中までが500円という破格の値段設定も素晴らしい。こういう店舗は末永く続いてもらいたい。 |