鶏白湯スープに醤油味。濃厚ながらもくどさがなく、最後まで飽きずに飲めるいいスープ。
麺は中太のストレート。程よい硬さでモチモチ感がありつつ、すすりやすい細さでこれまた中々に良い。
具は鶏団子、鶏チャーシュー、キクラゲ、海苔、ネギ、玉ねぎ。鶏団子はやわらかく、塩気も効いていて単体で十分に美味しい。チャーシューの方はパッサリした食感で薄味で、見た目も端切れのような形状でいまいち。玉ねぎがスープとよく合っていたのでもう少し量があると尚よいかと思った。
鶏白湯のラーメンとしてはなかなかのレベルの一杯。
八丁堀の大通りから一本入った道、白い庇と提灯が印象的な外観。外には丸椅子が置いてあり、昼食時はいつも行列ができるようだ。この日も店外で5人ほどの並び。驚いたことに店内に入り着席してからラーメンが出てくるまで30分ちょいかかった。忘れられたり、順番を間違われたわけではなく、他の客も同様に長時間待たされていた。待っている間、まだかと尋ねる客が5人、待ちきれず帰る客が2人いた。原因は明確で席数が30席ほどあるのに対して一度に供給できる数が少なすぎること。席数を減らすか、厨房設備の改善を考える必要あり。さらに劣悪なのが、ホール担当のスタッフが中国系の女性で、クレームを言う客に対して十分な説明や謝罪が出来ていないこと。またテーブル席を置きすぎているため、店内の導線も悪く、奥にあるレジまで行くのが大変だし、レジ前にまで席があり会計時がとてつもなく窮屈。外に置いてあるメニューの立て看板も倒れっぱなしで放置。味はいいのに改善点が多すぎる店舗である。
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