アッサリとしながらも鶏の旨みがギュッと詰まっており、強すぎない適度な塩気がとても良いのみ口。さらに自然な甘味と香味油の香りが口中に広がる最高のスープ。かすかに浮かぶ揚げネギの香ばしさもアクセントとなってまた良い。麺は細ストレート。適度なコシでいい食感と喉越しでスープにも良く合っている。残念なのは麺同士がくっついてしまっていて食べにくいことで、ちょっと改良の余地がありかと思えた。ピンク色で生っぽく見える肉は真空調理されたチャーシュー。ムッチリとしたハムのような食感で噛み切れない。味はいいがあまり好みではない。ネギと水菜の茎の部分はスッキリとしてスープと良く合っている。味玉入りを頼んで、「香味鶏だし味玉らーめん」ですと言って提供されたのに、画像の通り味玉が乗っていなかった。ちょっとして気づいたので言ったら別皿で提供された。なかなかいいゼリー状の半熟で味も良いのに残念。スープは文句のつけようの無いうまさで個人的には豚骨魚介よりも好みだが、麺と具にはまだ伸びしろがありそう。天才と言われてもおごることなくまだまだ向上していってもらいたい。 1年ちょっとぶりの訪問。数々のメディアに取り上げられ、いまや超有名店となったが思っていたほど列は短く20人ほど。それでも約1時間の待ち。ちょっと回転は悪いかも。また味玉を忘れたり、行列への配慮など、ちょっと気になるところもあった。味ももちろんだがその辺も含めてパーフェクトな店になってくれることに期待。 |