豚骨の旨みに魚介の風味が軽く加わった、豚骨魚介のスープ。だがその辺にある味とは異なり、かなり珍しくてタイプ。まるで肉じゃがをミキサーにかけたかのようなザラっドロッとした食感と味。ラーメン屋のスープでないだけありかなり独特で面白い。麺は自家製の手打ち麺。うどんのように太くて、それでいてもっちりとした弾力。手打ちならではの不揃いの太さも絶妙によい。量はかなり大量、丼には上げ底はなく下までみっしりと入っている。美味いからこそ食べきれる量だ。具はほとんど無し。メンマが3、4本と小さな豚バラ肉が1枚。650円という値段からすればしょうがないが、ちょっと質素すぎる。スープ割はポットで提供される薄めな鰹ダシ。なかなかいいバランスで美味しいが、つけ麺のスープ割というよりは創作料理の和風のスープという印象だ。 夜はそばやうどんも出す居酒屋のようで、ランチ限定でつけ麺を提供している。店主一人でのんびりとやっている雰囲気で、休日の昼時だが客は少なく、地元の固定客くらいしかいないようだ。 |