化調ビリビリの醤油の強いスープかと思ったが、意外にもあっさりとして飲みやすい。鶏のスッキリとした旨味に野菜の甘みが広がる優しい味。余計な風味などの無いシンプルな醤油味がまた良い。麺は中細の縮れ麺。しっかりと芯が残る固めの茹で加減。一度に10人分くらいを茹でるので柔らかかったりするかと思ったが、その辺も考えた上での茹で方のようだ。平ざるで軽く湯きりをした後、丼に乱雑に麺を投入した後はほぐしてないため、所々固まっているのが残念。具は麺が隠れるくらいの大量なチャーシューとメンマ、ネギ、カイワレ。チャーシューは薄味だがしっかりと肉の旨みがしっかりと味わえる。部位によって食感や味が微妙に異なるが、絶妙なバランスで乗っけられている。メンマは化調っぽい濃い味だが、これはこれで好き。ネギとカイワレもサッパリしてよい。行列ができるのも納得できる安定した老舗の味。 1966年創業の築地市場の名物的な老舗店で市場の時間に合わせ朝5時〜昼1時半までの営業。店の前にはジグザグに20人ほどの行列。行列の途中で店員が来て先払い。1ロット分のラーメンが出来上がると先頭から順に受け取り、店の横か前の立ち食いカウンターへ運んでいく。なんとも変わったスタイル。カウンターは少し低めでレンゲも無いためかなり食べずらい。潔癖症の人にはお勧めできない店だ。 |