サラッとしたスープで味噌味のショッパサとピリッとした辛さが際立つ。この辛さははショッパサとも重なり、食欲を増進させてくれない。スープを飲んだ後に飲む水がとても心地よい。味が悪いわけでもダシが極端に薄いわけでもないが、自分には合わないかなぁっていうスープ。さらに麺も好みでなく、札幌ラーメンと銘打っているのに他加水プリプリ縮れ麺でない。ムチリとした何とも変な食感の中細麺で、部分部分ダマになってたりもする。調理を見ていると店員同士雑談しながら麺上げをしていて、明らかに湯きりが足りない感じがして萎えた。具はペラっとして存在感のないチャーシューと、無意味に大量にある茹でモヤシ、しなしなのメンマと、どれをとってもいまいち。全体のバランスとしてそれなりっぽい完成度だが、再訪しようという気には全くならない一杯であった。 外観はコンクリや木の作りでラーメン屋とは思えないなんだか重苦しい佇まい。店内も青い割烹着を着た中年の店員が3人ほどいて、まるで小料理屋かのよう。カウンター席やテーブル席も和な感じの木の作りで、逆に落ち着けない感じがしてしまう。でも店員同士で調理と関係ない話をしながら作っていて、店の雰囲気とは全くマッチしていないのが残念。 |