豚の味がしっかりとにじみ出ているスープにキレのある醤油ダレの味付けがベストマッチ。これぞ中毒性のある味といえるだろう。さらにニンニクの風味が加わると食欲を更に増進させる。だがその増進された食欲にもまして麺の量が大量すぎる。少し茶色がかった色でしっかりとした歯応えでの平打ちっぽい太麺。まさにこのスープに合うために作られたようなとってもうまい麺。旨いからこそ腹が膨れていても食べ続けてしまい、残すのが本当にもったいなくなる代物だった。これを大にして食べきる人はどんな胃袋をしているんだろう。肉は思っていたより普通で柔らかくてしっかりとした味の染みたチャーシュー。うまいんだが絶賛するほどのものではないかな、という印象。しかしこの値段でこれだけ量が入るのは素晴らしいコストパフォーマンス。今まで評価の低い小滝橋でしか食べていなかったが全くの別物だ。これを食べずして「二郎系」などと口にしていたのが恥ずかしくなる。 やっと念願の本店訪問。土曜の12時前でとってもピークの時間帯にいってしまった。店をぐるりと囲み30人ほどの行列。1時間ほどしてやっと入店。カウンターのみで狭くて汚い作りだが不思議と嫌な感じはしない。取材拒否をするという店主のオヤジさんはどれだけの頑固者だろう、ともっていたら常連さんとニコニコと上機嫌で話していてとても感じは良さそうだった。接客などもしっかりと好みを聞いてくれていい感じ。ただ水はぬるい水道水。夏場は特に並んでる間にお茶を買うのがベストのようだ。 |