あっさりシンプルなスープに魚粉が混じった香味油がかかる。ベースは鶏と魚介で煮干しと書かれていたが、表面の節系の香味油が強く、あまり煮干しは感じられなかった。ベースはしっかりしてそうなのに、ちよっと節系に頼り過ぎている感じが残念。また、デフォルトで七味唐辛子がふられているようで、この辛味が余計な気がする。麺は中細で縮れが多い。大盛りが無料だったので大盛りにしたがそのせいか、麺がほぐれておらず、かなりだまになっていて食べにくかった。チャーシューは巻いてない薄いバラ肉が2枚。柔らかいが薄味。シンプルなスープに合う反面、存在感が薄い。メンマは細くこちらも薄味。このスープにこの内容の具だとアクセントになるものがなく、ただ淡々と食べ進めるだけしかない。全体としては印象に残らない無難な一杯ではあるが、キャンペーン中で500円というのが救いの一杯。 名店の多い激戦区の神保町に2010年8月にオープンした新店。メニュー数の多さやキャンペーンでの価格などからして、個人経営ではなく資本系な感じがする。店内は縦長で両サイドにカウンターがあり、進んだ奥が厨房になっている。席数の割りに箸や調味料の数が少なく、席によっては少し立ち上がりかなり手を伸ばさないと届かないのが気になった。 |