最近では逆に珍しいサラッとしたスープのつけ麺で、酸味が強めであっさりとした飲み口。濃度が無いため麺との絡みは少なく食べにくい。卓上にはゆずの皮をすりおろした生ゆずが置いてあり、後半に入れるとゆずの風味がとても豊かでいい感じ。だが少し入れすぎてしまい、酸味が強すぎになってしまった。麺は中太で少しウェーブがついている。ムッチリとした食感がなかなかよいが、手打ち麺ということで期待していたが、手打ち感はあまり感じられなかったのが残念。具はつけ汁の中にチャーシュー、メンマ、茹で玉子半分、海苔、麺の上にワカメと追加の味玉。チャーシューは一口大に切られており、柔らかくて味も染みていてなかなか美味しい。メンマはとても長く、甘めの味がしっかりと染みており柔らかくてとても美味い。茹で玉子は味も無くて固ゆでなので微妙。海苔とワカメは特に無くてもよいかなという印象。味玉はクーポンで追加。こっちの玉子はとろりとした半熟でいい味。冷たいのがちょっと残念。つけ麺ブームが来るずっと前からつけ麺屋として営業していた人気店だが、最近主流の味に食べ慣れているとやはり物足りなさというか、何か違う感を感じてしまう。 西台の大通りから少し入った静かな住宅地にある。土地柄、地元の家族連れでの客が多いようだ。ラーメンもつけ麺も630円という値段は都心ではなかなか難しい良心的な値段である。店内は広めでテーブル席が3つとカウンター席。だがオペレーションがあまりよくないのか、回転は悪いようだった。 |