シンプルですっきりとした見た目のスープは鶏がらベースのサッパリ系で野菜の風味が強く出ている。飽きのこないオーソドックスな味だが若干塩気が強め。そしてちょっと独特な風味のオレンジ色の香味油的なものが浮いているが、これがあまり好みでなく、サッパリ系の醤油味には合わない気がした。麺は中太の縮れ麺。多加水でツルツルとした舌触りで少し固めで食感もなかなか良い。量も多めで食べ応えもあったが、所々ダマになっていたのが残念。チャーシューはこの手の店にしては本格的で柔らかくてなかなか美味しい。メンマは大きめだが業務用っぽい味。味玉は半分。固めの半熟で味はほぼ無し。他にワカメとナルトが入る。値段の割にはデフォルトの具でこれだけ入るのはいいが、全体的にもう少し綺麗に盛り付けて欲しいところ。全く期待せずに入って、期待を良い方にも悪い方にも裏切らなかった想像通りの普通の味という印象。他に味噌ラーメンや辛い系のラーメン、それぞれのつけ麺の他、定食メニューもとても豊富だったが、再訪したいという気はおきない。 いつの間にか出来ていた中華料理屋。外観のパッと見はモダンな感じで、今時のラーメン屋っぽくも見えるが、店内はそれなりの雰囲気。店内はカウンター席と4人掛けのテーブル席が2つ。中年夫婦による営業のようでマイペースな接客と対応はちょっといただけなかったが、常連客にはとても愛想がよかった。何気に常連客が多いようで常に半分ほどの席は埋まっており、ほとんどの客は麺類ではなく定食やチャーハンを頼んでいた。 |