鶏手羽先がメインとなっているというスープ。じんわりとした旨みに魚介系の優しい風味が感じられる。塩味も角が立たずにスープの輪郭を良い感じに強調しているイメージ。なんといっても麺。うどんのように太く、不規則に縮れまくった形状はラーメンの常識を覆す衝撃的なビジュアル。表面はツルツルとしており、噛むとムッチリとした弾力がある。そして噛みしめるたびに感じる小麦の風味がたまらなく美味しい。チャーシューは喜多方風のバラが4枚。少しパサつきがあるが、適度な塩気があり美味しい。ワンタンは海老ワンタン。プリプリとした海老が良いが、ワンタンの皮は麺のインパクトには負けている。味玉は少し硬めの半熟。メンマは細長くてコリコリとした 硬めの食感が良い感じ。あとは薬味として三つ葉とネギ。麺の印象がとにかく強く、特製にしてもあまり具の印象が強くなかった。麺をシンプルに楽しむためにはデフォルトで充分だったかもしれない。 下北沢に2018年5月にオープンした新店。和風な飲み屋的な外観が街の雰囲気とマッチしていて良い。店内はカウンターのみ。蕎麦屋かなにかの居抜きのようで、日本酒のラベルが壁に貼ってあるのがお洒落。店主1人で一杯ずつ丁寧に作っている感じがとても好印象。 |