見た目からも分かるシンプルなあっさり系の醤油ラーメン。初めてなのに懐かしさを感じる、昔懐かし系。醤油のキレがスッキリとしていてとってもいい味なのだが、油が多くてかなり熱々で一気に食べ進められないのが残念。麺は細麺でしっかりと芯が通ったストレート麺。スルッとしたのど越しと少し固めでちょうど良い食感がかなり良い。チャーシューは肉厚でしっかりとした肉。ムチっとした食感と食べ応えでかなり好き。メンマは白っぽく、なぜか甘い味付け。変な甘さでこれは好きじゃない。あとはホウレン草が乗るが、ちょっと生っぽくてこれもあんまり。雰囲気も加わりシンプルなうまさをもった1杯であったが、食べ終わると若干だが化調のヒリヒリ感も感じた。 昭和20年創業という超老舗店。とても都内にあるとは思えないノスタルジックな外観がとてもよい。店内は小さなテーブル席が6個ほどの定食屋風な店内。客層はサラリーマンや常連っぽいお年寄りが多いようだ。ラーメンを注文すると、おかみさんが「おそば」と厨房の店主へ伝える。このやり取りがなんとも良い感じ。食べ終わる頃くらいにどこからか煙草の匂いがしてきたが、他の客はだれも吸っていない。斜め後ろを振り返ってみるとなんと店主が厨房から出てきて煙草を吸っていた。これは最悪で、一気にいい印象がぶち壊れてしまい残念。 |