家系と聞いていたがかなり独特なタイプ。豚骨の旨みはたっぷりと感じられるが、油っこさと嫌なしつこさが全く無い上品な旨み。これほど旨みが詰まっていながらもあっさりと飲めるスープにはそうそう出会えないだろう。麺はムッチリとした中太麺。ただ太いだけの存在感のある麺とは違い、適度な太さと食感が実にスープと良く合う。トッピングにはチャーシュー、玉子が半分、メンマ、海苔、そして追加のキャベツがたくさん。チャーシューはあまり味が無くてムッチリタイプで、ちょっと物足りない感じ。玉子は半熟だが味は染みていないもの。でもデフォルトでつくのはありがたい。メンマは少量だがなかなかうまい。そしてキャベツが絶妙に良い。丁度良い茹で加減でシャッキリ感が残り、適度な甘味がありとても良い。キャベツトッピングは断然にお勧めだ。 何度か振られてやっと訪問できた。どうやら店主一人で経営していて、不定休が多いようだ。店内は狭くカウンターのみ。店主の趣味なのかジャズが流れている。が、ジャズが似合うような店内ではなく、いかにもな感じのラーメン屋。シャイな人なのか、接客に覇気がなくあまり気持ちの良い接客ではなかった。 |