豚の背脂と挽肉を和えたようなものが味の決めてとなる油そばならぬ脂そば。底の方に醤油系のタレもあるが、具にしっかりとした味がついていて、具の味で食べるような感じ。
汁無し系にしては珍しく、麺は中細で弱い印象。だが量はとても多く、なんとか食べ切れる量。これが好みの太麺ならばまた違っただろうが、後半はかなりしんどかった。
味のメインとなる背脂挽肉は適度な醤油味と脂の旨味でなかなか良いが、後半はちょっと脂っこくてしつこく感じた。肉は角煮のほぐし肉的なものが乗る。これがジューシーでいい味付けで非常に旨い。モヤシはナムル的な塩味。メンマは薄味。味玉はクーポンで追加。固茹でで濃いめの味。味としては悪くないが和え麺なので半熟や温玉などの方が良さそう。
麺の弱さで汁無し麺としての印象はあまりだが、酒のツマミとして合いそうな具が秀逸。酒を飲みながら食べている客層が多いのもうなづける。
以前は渋谷にあり、休業後に神保町に移転、さらに2010年11月にこちらに移転。商店街からは少し離れた場所の地下にあり、一見さんはなかなか入りづらい雰囲気。地下に降りて暖簾をくぐるとほぼ満席の客の入りに驚く。2000円で飲み放題などもやっており、軽い宴会的に飲んでるサラリーマンなどで賑わっていた。店主はパッと見は強面だが、マスターと呼ばれており非常に人のいい感じの接客だった。 |