見た目はまるで讃岐うどんかのように白く太い麺。食してみても今までに味わったことのない食感。簡単には噛み切れないほどのコシでムッチリとした歯応えで顎が疲れるほど。ただ表面はプリッとしていてつけ汁を弾いてしまい相性はあまりよくない。味を楽しむには麺をすすった後にレンゲで汁をすくわなければだ。そのつけ汁の味だがカツオ系の和の味が強く甘みの強い味わい。特製の具には黒豚のチャーシューが二枚、味玉が加わる。黒豚はじっくりと煮込まれ、注文ごとに炙られて香ばしく絶品の味わい。味玉はゼリー状の半熟だが味付けがもうちょい欲しい感じ。デフォルトの具材は魚介(鰯かな?)風味の利いたつみれが二つとメンマ。どちらも微妙な感じ。麺は素晴らしい個性のいい麺だが、全体のバランス考えるとどうかなと思ってしまった。 店主は坊主頭に髭でまるで住職のような佇まい。こだわりをもって丁寧に作ってる感が感じられて良い。店主の他に女性店員(奥さんか?)がいて接客をしている。8人ほどのカウンター席の小さな店で、行列こそなかったが絶えず席は満席だった。 |