山・海・空・川と珍しいネーミングのメニュー体系。注文した海は魚介系の塩ラーメン。イメージ通りに鰹や昆布がしっかりと効いたあっさり系の塩スープ。飲みやすい構成の味だが、後半は具の芽昆布の風味が強くスープに出て昆布の主張が強すぎて気になった。麺は細めのストレート。これといった特徴はないものの、アッサリ系のスープによく合いスルスルと啜れる適度な硬さと食感が良い。具が個性的で、小さなイカが丸々一匹と前述した芽昆布、赤パプリカ、鶏チャーシュー、油揚げ。イカはしっかりとボイルされ塩気が付いており美味しい。酒のつまみに良さそうな味。芽昆布は麺と一緒に啜れる感じが面白いがやはりちょっと量が多すぎな気がする。唯一普通の具の鶏チャーシューは薄めの塩気でアッサリ系。パプリカは生で食感と見た目が楽しめるが、油揚げは味はなくあまり具としての存在価値が見受けられない。丼の形状と合わせてとても綺麗な見た目の一杯だが、具は見た目以外にも味や食べやすさなど、もう少しこだわりが欲しいところ。 大森駅から少し離れた通り沿い、美容院かのような外観の店舗。店内は8席ほどで波打った形状が面白いカウンター。店内の雰囲気もカフェやバーのような感じでなかなか良い。スタッフは2名体制で接客、調理ともにとても丁寧で好感触。 |