名前の通りに綺麗な琥珀色の醤油ラーメン。魚介系のシンプルなスープに醤油味のキレとコクが絶妙なバランスでマッチ。さらに生姜の風味で独特な味わい深さを演出している。食べ進むと生姜の発汗作用でかなり汗が出てくる。分類としては端麗系醤油ラーメンにあたるだろうが、そのくくりに当てはめられないほどに繊細で奥行き深く独創的な味わい。麺は細めの縮れ麺。ぼっそりとした食感であまり好みではないのが残念。コシがありするすると啜れるストレートな細麺が合いそう。具はチャーシュー、メンマ、海苔、タマネギ。チャーシューはシットリ系で肉の旨みが残るタイプ。シンプルな醤油スープには良くあって美味しい。メンマは細くてコリっとした食感。これもシンプルでスープに合う。タマネギはかなり大きめに切られている。シャキっとした食感で辛味はまったくなく甘みが強いタマネギ。これがとても良いアクセントとなっていていい感じ。トータルとしてかなりハイセンスでハイレベルな一杯なだけに、麺が好みでないのだけがとても残念。 2011年6月に六本木通りから1本小道に入った裏通りにひっそりとオープン。こんな場所、たまたま通りかかるようなこともないし、通りかかってもパッと見、何の店かも分からず入りずらい概観。それなのに早くも口コミやネットで人気のようで客足は耐えない。店内は扉を開けてビックリ、一面真っ白で席数はたったの4席。小さな宇宙船のような印象を受ける。若くて感じの良いイケメン店主が1人で頑張っていて店としての印象もとても良い。 |