主流とは異なるシャバ系のサッパリ醤油味のつけ汁。適度な酸味と甘みが食欲をそそるオールドスタイルな味。ちょっと油が多い気がした。スープに濃度がないので麺との絡みづらいかと思ったが、大量に入るシャーシューのほぐし肉と鰹節が麺についてしっかりとスープの味を伝えてくれる。麺は国産小麦を使用しているという自家製麺。ランチタイムは大盛が無料というので大盛に。つけ麺としては細めの中太麺。するするとすすれて小麦感も味わえる。腰の強い太麺の方が好きだが、このスープにはこの麺がとてもよく合っている。量は大盛は390gだがかなり多く感じた。太くないのですする量が多いためかもしれない。具は前述のほぐしチャーシューとメンマ、味玉半分。麺の上に水菜。チャーシューはジューシーでいい味が染みていて良い。量もかなりあるのでライスがあればチャーシュー丼にしても合いそう。メンマは太いのが2本。しっかり柔らかく煮てあり、いい感じの味が染みていて、いい仕事している感のあるレベルの高い一品。味玉は固めの半熟でごく普通な味だが、デフォルトで入っているのは嬉しい。水菜はシャッキリとしていてサッパリとしていい感じ。スープ割りは卓上のポットの魚介スープを入れていただく。これは特筆すべきはなしという印象。トータルとして中華料理屋で味わうつけ麺としてはかなりのハイレベルの一杯で、コストパフォーマンスも良いので満足度はとても高い。今度はラーメンメニューも食べてみたい。 茅場町駅付近の細道を入った場所にある、一見すると何の変哲もない中華料理屋だが、昼時は行列が出来るほどの人気店。店内は1階は10席ほどで狭いが、地下に30席近い席が広がる。スタッフはみなパートのおばちゃんという感じで丁寧さはないものの、安心の出来る接客で居心地はなかなか良い。 |