初めて聞くメニュー名の釜揚げつけ麺。あつ盛りとは違い、茹で上がった麺を水で絞めずに茹でたままの状態。そのため麺のノビや、茹で汁の粘りなどが気になるところが、そんな心配は無用。通常の冷よりも早めに茹で上げるため、食べてるうちに伸びることもない。何よりもいいのが茹で上げた直後の状態のため、小麦の風味がとても良く、冷たくした麺よりも麺の風味を存分に味わうことができる。また熱々の麺のためつけ汁が冷めることはなく、最後まで一定の温度で食べ続けることができるのも良い。そのつけ汁だが甘味が強く、肉のうまみが詰まった濃厚な味わい。通常のつけ麺よりも麺との絡みは良く食べやすい。具はチャーシューとほぐし肉がたくさんとメンマ。やはりこの肉がたまらなく美味い。今度は肉増し必須。店主一人で忙しそうだったのでスープ割りは頼みづらかったが、隙を狙って注文。スッキリとした魚介系スープで割られて、最後までゴクゴクと飲み干せた。釜揚げつけ麺という新たなメニューに感動したが、どこでも真似出来るわけではなく、この店の麺だからこそ実現可能なメニューと言えるだろう。夏場の暑い中でも美味しかったが、寒い季節だとなお美味しく食べれるだろうから、今度は冬に食したい。その前に中華そばも食べなければ。 約2年半ぶりの訪問。この日は前とは違いスタッフは店主一人だけだった。そのためかなり急がしそうでオーダーミスなども目に付いたが、つけ麺に向かう直向さから不快な感じなどは全くしなかった。 |