鯛煮干スープという他ではあまり見かけられない構成のスープ。鯛の上品な風味が出ていて生臭さなどは一切ない実にいいスープ。味は白醤油と塩の2構成。白醤油にしたがこれが正解。醤油のキレよりも甘みが感じられてスープと綺麗に調和している。塩気の感じもちょうどよく非常に飲みやすい。
麺は細ストレート。柔らかめでコシも感じられず残念な感じ。スープのあっさりさに合わしたこの麺なのだろうがこれは好きにはなれなかった。
具は見た目にも綺麗な盛付けが食欲をそそる。チャーシューは低温調理の半生タイプ。ムッチリ食感がいい感じ。メンマは穂先メンマで柔らかく甘めの味付け。白髪葱の上には魚粉が乗り、味変と食感を楽しめる。水菜の緑と食感も良い。
淡麗系の中でかなりハイレベルな一杯。一緒に頼んだ鯛だしご飯にスープをかけて食べると鯛茶漬けのような感じでこれもいけた。次回は木曜日限定で鶏白湯専門店の「鶏次」という店になるようなので、そこを狙って行ってみたい。
大久保駅近く小滝橋通りに抜ける小道の飲食店街に2013年7月にオープン。雑居ビルの一階で奥まった入口。バーか何かの居抜きっぽい感じで、ガラス張りの外観。カウンター席のみで狭い店内だが、内装にも気を使い綺麗にしているようだ。スタッフは店主のみで丁寧な接客と仕事ぶりが好印象。
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