しっかりとしたコクと旨味がありながらも癖がなくてマイルドな味わい。食べやすいのに物足りなくもない、なかなか高レベルな家系スープ。シンプルな味だからこそ、後半はちょっと飽き気味になるが、卓上のニンニク、ショウガ、一味で味の変化を楽しむこともできる。麺は太麺で自家製麺と書いてあった。あまり自家製感は感じられなかったが、ムッチリとした噛み応えで家系王道なタイプでスープとも良くあっていて結構好き。気になったのが大盛(1.5玉)で+120円、得盛(2玉)で+250円という価格設定。単純に高いというのもあるが、大盛よりも得盛の方が割高になるのが謎。チャーシューは分厚くて食べ応えのあるもの。スープに負けず力強くてよい。ホウレンソウは海苔に隠れているが結構いっぱい入っていてサッパリとしてよい。印象としては美味しいんだが、何度もリピートしたいとは思えない。あと50円ほど安くするか、ランチサービスでもあれば、安定して客は入りそうなもんだが、このままだと激戦区恵比寿においての生き残りは微妙かもしれない。 2010年2月にいつの間にかオープンしていた新店。看板には恵比寿本店と書かれているが他の店舗の情報はヒットしない。これから店舗を拡大するための本店だろうか。だとすると資本系なのだろう。店内は15席ほどのカウンター席がたてに続く。席間はちょっと狭めで両隣が男性だとちょっと窮屈。そこまで気になるほどではないが、店員の私語が多く、あまり熱意を感じられない接客だった。 |