流行というより定番となってしまった豚骨魚介のつけ汁。甘味がちょっと強めで食欲をそそり、適度な濃度と大量のネギが麺との絡みを良くしている。魚介が強めに利いており、あまり飽きの来ない味。この手のタイプとしての個性は無いが、なかなかにバランスの取れたしっかりとした味といえるだろう。麺は少し茶色がかった太麺。全粒粉を使用しているのだろうか、小麦の風味が豊かでムッチリとした食感もとてもよい。量は小中大が同じ料金なので大を選択。上げ底無しでみっしりと盛られていてかなりの量で焦ったが、麺が美味しいのでペロリと食べれてしまった。具はつけ汁の中にチャーシューとメンマ、海苔。チャーシューは柔らかいが印象に薄い。メンマは甘味の強いタイプ。いずれも具としての個性は無い。スープ割りはファミレスのスープバーのような容器でセルフサービス。主に煮干系の香りがたったサッパリ系のスープ。粉末の柚子を入れるとさらにサッパリとした味わいに。ただ飲み干そうとすると、煮干などの粉末が大量に沈んでおり、ちょっとエグミを感じた。 2009年9月にオープンしたセルフサービスタイプの変わった店舗。まず店内に入ると食券を購入し、すぐ左のカウンターで食券を渡して麺の量を選択。プラスチックの番号札を渡されて店内で待つ。自分の番号が呼ばれたらカウンターまで取りにいき、食べ終わったら返却口に返すという、富士そばのようなシステム。これで人件費を削減しているのならばもう少し価格を押さえてほしいところ。具に特徴が感じられないので、素つけそば(小)で500円とかだったら今のニーズとマッチしてかなり流行りそう。 |