ベースの豚骨スープは博多系っぽい感じ。そこに魚介スープと大量の魚粉が加わる。残念ながら煮干しは感じられず、鰹が強めの魚粉が大半の味の構成を占めており、いわゆる豚骨魚介スープという印象。麺は細めのストレート。これも通常メニューの博多系と同じなのかと思える。ただ博多系にしてはそんなに細くないので変えているかもしれない。いづれにせよこのスープにしては細くて弱めであまり合わない気がする。また量も少なめで物足りない。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、柚子。チャーシューは薄くてスカスカ系。メンマはこれといった特徴なしの薄味。ネギは青ネギ、白ネギ、玉ねぎの3種。このスープな玉ねぎが合いそうだが少なくて残念。柚子の皮はサッパリとさせる目的だろうが、スープが濃厚なのでかき消されてしまう。濃厚煮干しという名前から期待値のハードルがあがっていたこともありがっかりな印象。ニボラーはご注意。さらにこの内容で他メニューと比べて割高というのも残念。J系インスパイアっぽい濃厚とんこくラーメンにすればよかった。 稲田堤の改札を出た真正面にある店舗。微妙に形態が異なる店舗が他にもあり、いわゆる資本系店舗な感じ。店内はカウンターとテーブル席。スタッフは男性、女性各1名で女性が調理をしていた。客層は飲みに来ている地元客などが多く、ラーメン専門店という雰囲気ではなかった。 |