この店の特徴はスープがやかんに入って登場し、麺と具だけが盛られた丼に自分で注いで食べるというスタイル。風情のある食べ方でなかなか良い。そのスープの味は、豚骨の旨みも感じられつつ鰹風味のアッサリ系の慈悲深い味わい。麺はきし麺のような平打ち麺。プリンとした食感でコシもしっかりとしている。具はソーキが3個。骨付きの肉で、三枚肉と比べると控えめの味付けだが肉の旨みがしっかりと味わえる感じが良い。 スナックが立ち並ぶ裏通りにある名店。テーブル席が2席と座敷が2席のこじんまりとした定食屋的な小さな店。店名に八重と付くが八重山そばではなく、店主のおばあちゃんが八重子だから八重食堂らしい。80歳を超えても店に立つ可愛いおばあらしいが、残念ながらこの日は会えなかった。 |