見た目からしてシンプルな博多ラーメン。博多ラーメンといっても本場の味というわけではなく、東京向けに臭みを減らして食べやすくしたマイルドタイプ。良く言えば誰でも安心して食べられる味、悪く言えばどこででも味わえる味、といった印象。麺は定番の細ストレート。デフォルトでも固めに茹でられており、しっかりと博多風が出ているのは良い。この手の店の麺としては美味いほうだと思う。量は替え玉をさせるためにか、若干少なめに感じた。チャーシューはバラ肉が3枚ほど。肉の味は外に出てしまった感じであまり好みでない。キクラゲは細くてコリコリしたのが大量に乗るが、全く味も無く見た目も食感もゴムのよう。あとはネギ。この内容だったらもうちょっと価格を押さえられないかと思ってしまう。決して嫌いな味ではないが、同じような豚骨チェーン店はたくさんあるので、また食べたいと思える一杯ではない。 東京駅付近を中心にで何店か店舗を出しているチェーン店。夜は飲み屋的にもなっていて、つまみとドリンクがALL300円というキャンペーンをやっていた。それならばメインのラーメンメニューも安くしてほしいところ。酒を飲める店のため喫煙も可で、後ろのテーブル席でタバコを吸われて不愉快だった。店内の清潔さや接客には問題は無いが、店の運営側に見直す要素がありそうな気がする。 |